他界した父の土地共有持分の処理について相談します。
Q.ご相談内容
20年以上前に、宅地を購入する際、五分の四を自分、五分の一を実家に住む父親の名義で購入しました。
父親は数年前に亡くなり、今は母親が一人で住んでいます。母親は認知症であり、実家の近くに住む実兄(兄弟は兄一人のみ)と別の市に住む自分が交代で面倒をみている状態です。
特別トラブルが発生している訳ではないのですが、土地の名義についてこのまま放っておいていいものか、或いは、土地の五分の一の部分を自分か妻の名義に変えた方が良いのかわかりません。借金はほぼ完済しています。
アドバイスをお願いいたします。
A.東急リバブルからの回答
数年前にお父様が亡くなられてから相続の登記をされてないとのことですが、相続の登記については、ご親族内でトラブルが発生していない以上は、あまり登記をしていないことのデメリットは感じられないと思います。ただ、万が一トラブルになるような事態になった場合には、今後の相続登記が非常にやりにくくなるということがありえます。また、今後土地をお売りになるような場面が出てきた場合には、現状の時点での登記がなされていない場合には、そもそも売却ができません。
相続登記は期限もありませんし、そのまま亡くなられた方の名義のままになっているようなケースも多いですが、実態の権利関係と登記に齟齬がでないように、手続きをすることをお勧めいたします。
相続の場合には、登記もそうですが、税金の問題もございます。登記名義を移転することで相続税の発生もあるかもしれません。一度無料税務相談や、法律相談などを利用し、専門家へご相談されるのもよろしいかと存じます。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。