隣地境界確認手続について、気を付けることはありますか?
Q.ご相談内容
自宅の隣の更地の持ち主が「月決め駐車場にし、アスファルトを敷くので、境界(我が家との)部分を一定の幅で残して砕石を入れるか、アスファルトで覆ってしまうかしたいので、希望を教えてほしい」と伝えてきました。
とりあえず1週間ほど家族で検討してから返事するとし、工事前には隣家+工事業者+私たち家族で現地で話し合うことにしました。
何分経験のないことで法律知識もあまりないため、今後どのように対応したらよいかわかりません。持ち主は食堂経営で常識のある方と思われます。つきましては、どのようなことに気をつけて話し合っていくべきか教えていただければ幸いです。
A.東急リバブルからの回答
隣地の方は、境界に関して事前に相談をし、立会を求めてこられておりますので、おっしゃるとおり、常識的な方だと思いますし、おそらく、本件の場合は、土地の境界を巡って争いがあるわけでなさそうなので、ナーバスになる必要はないかと思いますが、一般的には、もしご用意できるようであれば、自分の土地の境界を主張できる図面をご用意されると安心かと存じます。
地積測量図というもので、通常地元の法務局に備え付けがあります。 あとは、もし不安があるということであれば、費用がかかりますが、土地家屋調査士に立会をお願いするということも考えられます。ただ、調査士は、依頼者に有利なように境界を誘導するといったことは絶対にしてはいけないことになっており、第三者の立場で中立に境界の話をまとめてくれる役割を果たしてくれる方です。
繰り返しになりますが、本件は境界にトラブルを抱えているような事案には見えませんので、しっかりとご希望を伝えること、わからないことが出てきたら都度確認し、判断に迷うようなことが出てきた場合には、その場では判断せず、数日後に返事をするなど、落ち着いた対応をしていけば問題はございません。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。