千代田区について
戦前の麹町区、神田区が戦後合併して千代田区になりました。
区名は江戸城の別名・千代田城に由来します。区の面積約11.66k㎡の中央には皇居があり、区域の12%を占め、周辺には日比谷公園などもあって、都心の中の都心ながら豊かな緑にも恵まれています。春の桜、秋の紅葉などを楽しみながら、皇居周回のジョギングなどを楽しむ人が多いのは周知の通りです。
この千代田区に定住する夜間人口は約6.6万人(2020年9月住民基本台帳)と23区では最も少ないのですが、近年は増加傾向にあります。
国会、首相官邸、中央省庁、最高裁判所のほか主要政党の本部などもあり、日本の立法・行政・司法の中心。1991年までは有楽町に東京都庁もありました。
なかでも永田町は国会や国会議員の、霞が関は官僚の代名詞ともなっていますし、皇居を囲むように広がる大手町、丸の内、有楽町は“大丸有”地区とも呼ばれるわが国を代表する国際的ビジネス街。メガバンクを初めとする各業界を代表するような大企業の本社機能が集中しています。
そのほか、神田エリアには古書店などが集中する世界有数の本の街、外神田の秋葉原エリアは世界中から買い物客が集まる電気街であり、近年はアイドル、アニメなどの文化発信拠点としても注目されています。
住宅地は少ないものの、江戸時代には将軍の警護をつとめる旗本・大番組の屋敷があった番町エリア(一番町から六番町までの総称)は、明治以降高級住宅地として発展、政財界人・文化人が邸宅を構えました。番町やその北側に連なる九段、飯田橋エリアなどにはオフィスビルだけではなくマンションも増えつつあります。
年間を通してさまざまなイベントがあり、都内だけではなく全国から多くの人が押し寄せます。3月下旬から4月上旬には千鳥ヶ淵や靖國神社周辺の千代田のさくらまつり、神田祭(隔年5月・西暦奇数年)・山王祭(隔年6月・西暦偶数年)、10月下旬~11月上旬には神田の書店街で100万冊のバーゲン(東京名物 神田古本まつり)が行われます。冬にはビジネス街としてだけではなく、ショッピングエリアとしても注目度が高まっている丸の内でイルミネーションが開催されます。
2020年9月更新
※上記は2020年9月現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。