原宿・神宮前エリアについて
多彩な感性が融合するエリア
大きく育ったケヤキの木が整然と続く通りに、表参道ヒルズ、東急プラザ表参道原宿といった新しいファッションビルディングが次々にオープンしている表参道とは異なり、竹下通りや原宿通りといった、決して大きいとは言えない通りでは、小さなショップがひしめきあうようにエネルギッシュに展開しており、休日には身動きが取れないほど混雑することもしばしばです。
明治通りから一歩入った裏原宿と呼ばれる一帯では、独特のセンスを競うショップや飲食店に混じって、思いがけない普通の商店がひっそりと営業を続けており、ちょっとした探検気分を味わえるエリアとなっています。
若い世代が集まる極めて都会的でファッショナブルなイメージの強い原宿・神宮前ですが、実は、明治神宮の広大な森や代々木公園、表参道のケヤキ並木、東郷神社といった、豊かな自然とあふれるような緑に囲まれた、たいへん恵まれた街でもあります。喧騒の通りから一歩入れば、意外なほど静かな空間が確保されており、シックなマンションがたたずむ姿には威厳が感じられます。熱気あふれる若い世代と落ち着いた大人世代、意外な共生が実現している街が原宿・神宮前なのかもしれません。
表参道のクリスマスイルミネーション、多くの参拝客でにぎわう明治神宮への初詣、8月の原宿表参道元氣祭スーパーよさこいなど、行事も盛りだくさんで、季節感のある暮らしが楽しめるのもうれしいところです。
今は原宿という住居表示はなく、駅名に名残を残しているのみですが、1964年に開催した東京オリンピックのころまでは、現在の「神宮前」エリアは、原宿、隠田、竹下町という町名で呼ばれていました。
原宿は、江戸時代以前、鎌倉街道の宿場町だったことにちなんだネーミングですから、今も昔も人でにぎわう場所という点で変わっていないということでしょうか。
2020年には、1924年から使われ続けていたJR原宿駅の木造駅舎が引退。駅前には、複合商業施設「WITH HARAJUKU(ウィズ ハラジュク)」がオープンし、駅前の様子がずいぶん変わりました。
空が広く感じられるのびのびスペース、代々木公園や国立代々木競技場の周辺は日々の疲れを解消しリフレッシュするウォーキングやジョギングのコースに最適です。ペットと散歩を楽しむ人の姿も多く見られます。実際に歩いてみると渋谷や新宿もそう遠くはないことが実感できるでしょう。
少しだけ足をのばせば、デパートやファッションビルでのショッピングも気軽にこなせ、買い物環境はたいへん恵まれています。
JR山手線原宿駅、東京メトロ千代田線明治神宮前駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線表参道駅など、複数駅・複数路線が利用可能な原宿・神宮前に住めば、行動半径も広がることでしょう。
2020年9月更新
※上記は2020年9月現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。