広尾エリアについて
自然の潤いと調和する洗練された街並み
広尾と言えば木々の緑が豊かな有栖川宮記念公園がイメージされます。
高低差のある地形を生かし、池や滝、小川を配した公園には、遊歩道が整備され、桜や梅、アジサイ、紅葉など、四季折々の自然を楽しむことができます。静かな日本庭園の風情と、子どもが元気に遊べるプレイエリア、その両方を備えた公園は、近隣の住人だけでなく広く多くの人に愛される憩いの場となっています。
広尾で緑陰に憩うことができるもうひとつのエリア、広尾ガーデンヒルズは1987年に竣工。外国人やセレブリティーも暮らす閑静な住宅街です。大きく成長した木立を揺らし渡る風、さまざまな鳥のさえずり…都市の利便性を享受しながらも豊かな自然に囲まれて穏やかに人々が暮らすエリアには、住人ならずとも心惹かれるものがあります。
広尾橋の交差点から西に伸びる広尾商店街(広尾散歩通り)は、有栖川宮記念公園周辺やガーデンヒルズの洗練された町並みからはやや異なるイメージとなっています。
外国人にも人気のアメリカンスタイルのハンバーガーショップやしゃれたイタリアンなどが並ぶ一方、ドラッグストアや昔ながらの商店も多数営業している商店街には下町の風情が残されています。商店街から一本入った路地には一戸建ての家や昔風のアパートといった住宅も。意外な感じがしますが、そういったエリアには隠れ家的なレストランも点在しており、お気に入りのお店を見つけ出す楽しみもありそうです。2020年には、飲食やコワーキングスペースが入居する「EAT PLAY WORKS」がオープン。新たな広尾の顔として賑わいをみせています。
交差点の信号待ちで、カフェで、スーパーで、広尾ではこちらも思わず笑顔になってしまうようなチャーミングな子どもを連れたハイセンスな外国人ファミリーに目を奪われることもしばしば。街のいたるところでさまざまな国の言葉が耳に飛び込んでくるのも広尾ならではの光景と言えるでしょう。周辺に40ヵ国以上の大使館がある広尾には多くの外国人が暮らしています。
古くは広野と呼ばれつくしの生える広い野原だった広尾は、江戸時代になると広大な大名屋敷が建ち並ぶエリアとなりました。しかし大名屋敷は明治維新によって政府に没収され諸外国に大使館用地として提供されることに。インターナショナルな街、広尾はこうして誕生したというわけです。
聖心女子大、インターナショナルスクール、いくつかの中高一貫校…学校の多い広尾ですが不思議と街の空気は落ち着いています。
日本赤十字社医療センター、東京ERを備えた都立広尾病院など、大規模な医療施設に近いのも広尾の特徴といえます。
2020年9月更新
※上記は2020年9月現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。