茗荷谷・小石川エリアについて
恵まれた住環境で子育て世代向けのエリア
文京区の茗荷谷・小石川エリアは、都心六区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区・文京区)のなかで、比較的ビジネス街や繁華街が少なく、住宅地が多くなっています。
千代田区、中央区、文京区の3区を比べると面積は10万k㎡~12万k㎡とほぼ同じぐらいの広さですが、人口は千代田区が約6.6万人、中央区が約17万人に対して、文京区は約22万人になっています。新たに建設されたマンションなどに入居してきた人もいますが、古くからこの地で生活している人が多いのです。
オフィスや商業施設などよりは住宅中心のエリアといっていいでしょう。その背景には、住宅地としての環境が恵まれていること、教育環境が充実していることなどを挙げることができます。
なかでも茗荷谷・小石川エリアには第一種・第二種低層住宅専用地域など、建物の建築についての規制が厳しいエリアが多く、駅前などの一部エリアを除くと高層のオフィスビルや商業施設を建てにくいといった事情もあって、比較的良好な住環境が維持されてきました。そのような中、小石川一丁目の一画では、春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業が進行中。全体名称は、文京GARDEN(ガーデン)となり、南、北、西の3街区で構成されます。複合施設や住宅、事務所、領地からなるこの開発エリアは、2018年には西街区、2020年には南街区の事務所棟が竣工しました。
また、東京大学附属植物園(住居表示は白山)、護国寺とその背後にある豊島岡墓地、小石川後楽園(住居表示は後楽)などがあることも、このエリアに潤いを与えています。
教育面では、近隣の本郷に東京大学がありますが、このエリアにも大学などの教育機関が多いです。わが国初の女性向けの高等教育機関としてのお茶の水女子大学、教員育成専門の東京教育大学(現在の筑波大学)が設置されました。文京区は「文の京(ふみのみやこ)」として教育環境の充実に力を入れています。
教育施設だけではなく、子育て世代への支援策も充実しており、ビジネス街に近接した住宅地の喧騒から離れて、子どもたちを伸び伸びと育てたいと考えている人たちにふさわしいエリアになっています。
このためファミリー向けのマンションが多くなっていますが、一方では都心への交通アクセスの良さから、利便性を重視するシングルやディンクス向けの物件も増えています。
2020年9月更新
※上記は2020年9月現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。