人形町エリアについて
子どもからお年寄りまで安心して暮らせる住環境
かつて織物や雑貨などを扱う問屋がひしめき、江戸一番の繁華街として賑わった人形町エリア。
“人形町”という地名は、現在の日本橋辺りに江戸歌舞伎の座が開かれたことをきっかけに、周辺にも人形浄瑠璃の芝居小屋などが建てられ、芝居の関係者や人形職人が多く住んでいたことが由来になっています。
現在も伝統ある商店街や老舗が軒を連ねる人形町には、下町風情あふれる町人文化の名残が感じられる場所がたくさんあります。
そのひとつが、人形町商店街で、駅前の大通りを挟んだ両側に老舗の専門店や著名人が通った飲食店などが並び、散策にも楽しいエリアとなっています。
また、明治時代に商店街の入り口に甘酒屋があったことから名づけられた「甘酒横丁」も伝統ある商店街です。人形町駅前の甘酒横丁交差点から「明治座」まで続く400mの道に、惣菜や煎餅、豆腐などの専門店や、行列が絶えない飲食店など誰もが気軽に入れる庶民的な店とともに、表具や三味線、伝統工芸を扱う店が並び、江戸情緒たっぷりの趣が味わえます。
一方、2000年以降はマンションやホテル、オフィスビルなどの建設が進み、近代的な一面も持ち合わせるようになりました。
歴史に育まれた風情ある街並みが人気の人形町ですが、都心でありながら緑豊かな公園や緑地が点在している点も魅力としてあげられます。
明治座近くの「浜町公園」は中央区最大の面積を誇る公園で、江戸時代には熊本藩主の細川家の下屋敷がありました。現在はスポーツ施設や子ども用遊具、芝生広場などがあり、近隣住人やビジネスパーソンの憩いの場として親しまれています。「浜町公園」からは隅田川の河川敷に出ることができ、遊歩道を散策したりジョギングしたりする人の姿が見られ住民の憩いの場になっています。
また、「浜町公園」から程近い「浜町緑道」は、かつて隅田川に物資を輸送するために人工的に作られた水路を埋め立て緑地化した場所で、30種類以上もの樹木が植えられた散策路になっています。
人形町界隈は古くから地元で営業している店がたくさんあることもあり、長年この地で暮らす住民の方が多いようです。
近所には顔見知りも多く、地域コミュニティが密接なので、子どもからお年寄りまで安心して暮らせる住環境といえます。地理的にも、高級店が集まる銀座や商業施設が充実している日本橋、ビジネス街の新橋へも至近で、自転車で移動できる距離にあります。近年、利便性の高さとのどかな雰囲気が注目を集め、シングルからファミリーまで幅広い世帯から人気のエリアとなっています。
2020年9月更新
※上記は2020年9月現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。