季節もの(冬服・冷暖房器具など)の収納テクニックまとめ
厚手のコートやレジャーグッズ、ヒーター、扇風機など季節限定で使う、いわゆる季節ものと呼ばれるもの。これらだけでなく、冠婚葬祭向けの衣類などは、使わない間は押し入れなどにしまっているかもしれませんが、中には収納場所がなく、普段着と一緒にハンガーへかけた状態で、室内に置いたままというケースもあるようです。今回はそんな季節ものの収納テクニックについて解説。トランクルームといったレンタルスペースの利用も含めてお伝えしていきましょう。
季節ものなどをしまうときに気にしておきたいこと
季節家電や衣替え後の衣類、冠婚葬祭用の衣類と小物、アウトドア用品、スポーツ用具など時期が来ないと使用しない物はどのようにして収納していますか?なんとなくクローゼットにしまう、その辺に置きっぱなしなど、管理が適当になってしまってはいませんか?管理が雑な状態では、どこに何を置いたか分からなくなってしまう懸念があります。ここでは、季節ものを収納する際に意識しておきたいポイントを紹介します。
目的別に分けて収納する
季節ものを収納するときは、目的別もしくは季節別に分けてしまいましょう。目的や用途が異なるものを混ぜてしまうと、いざ使う時にどこへしまったのか分からなくなってしまい、探し出す手間がかかります。
衣類を例にあげて説明します。衣類の場合は、春夏秋冬のシーズンごとに分けて収納しましょう。衣替えも効率よく進めることができます。トップスとボトムス、衣料小物を分けておくと、必要なものをより見つけやすくなります。また、冠婚葬祭用の衣類や小物は行事ごとにまとめておきましょう。収納の際は、季節別・目的別にケースを分けておくと物が迷子にならず、探しやすくなります。
置く場所を決めておく
普段使用しない季節ものを押し入れや戸袋、クローゼットの上段に収納している人も多いでしょう。収納する際に思い付きで適当にしまってしまうと、後で取り出そうとしたときにどこにしまったのかが分からなくなってしまいます。
季節ものを収納する際は、それぞれ保管する場所を決め、どこに何をしまったのかを分かるようにしておきましょう。また、使用頻度は低いものの、かさばるアウトドア用品はトランクルームにまとめて収納して、使う時だけ取り出すようにするのも手です。
中身が見える入れ物のほうが使い勝手がよい
季節ものの収納に収納ボックスを使うなら、中身が見えるタイプを選ぶと良いでしょう。収納ボックスを開けなくても外から見て何を収納しているかがすぐに分かるため、目的の物を探しやすくなります。
もし、中身が見えないタイプの収納ボックスを使うのであれば、中身が分かるようにしておく必要があります。具体的には、マスキングテープや養生テープに何が入っているのかを記入し、収納ボックスの蓋に貼り付けておくと良いでしょう。中身が見えなくても、どのケースに何が入っているかが分かるだけでも探す手間が省けます。
すぐに取り出せる場所ではなくても問題ない
季節ものは日常的に出し入れするものではないため、奥の方に収納してもそこまで問題にはなりません。日常的に使用する物を、取り出しやすい場所に置くことを優先しましょう。ただし、衣類の場合は奥の方に収納すると湿気が原因で服を傷めてしまう可能性があります。乾燥剤と一緒に収納しておくと安心です。
年に数回しか出番がないような物であれば、トランクルームに預けるのも手です。アウトドア用品であれば目的地へ向かう道中で荷物をピックアップすることも可能です。使用頻度や用途に合わせて収納場所を決めましょう。
急に必要になる冠婚葬祭の衣類はたたまないのがベスト
冠婚葬祭用の衣類は、畳まずにハンガーにかけ、吊して収納するのがおすすめです。畳んで収納ボックスにしまうと、シワがついてしまう可能性が高いです。冠婚葬祭用の衣類は、急に必要になるケースがほとんどです。いざ着ようと取り出したところ、衣類がシワだらけだと慌ててしまいます。シワを防ぐためにも、吊して収納するようにしましょう。また、バッグや袱紗(ふくさ)などの小物は衣類の近くにまとめて置いておくと、使う時に効率よく取り出せます。
綺麗にした状態でしまうこと
衣類や季節家電など季節ものを収納する際、きれいな状態にしておくことも重要です。例えば衣類であれば、一見、きれいに見えても1度来た衣類には汗や汚れが付着しています。付着した汚れをそのままにしておくと、虫が発生する、服が傷むなどのトラブルが発生します。洗濯してから収納ボックスにしまうようにしてください。
冬の乾燥時期に活躍する加湿器は、しっかり乾かした状態で収納するようにしましょう。水分が残った状態で長期間収納してしまうと、菌が発生して故障の原因に繋がります。季節家電を収納する際は、事前に水分や汚れを拭き取って乾かしてからしまってください。
自宅にはもうしまう場所がない!
家以外の収納場所として活用したい、トランクルームとはどのような収納場所?
自宅の収納をフル活用しても季節ものをしまいきれない場合は、トランクルームの利用を検討してみましょう。トランクルームとは、自宅やオフィスに収納しきれない荷物を保管できるサービスのことで、「レンタル倉庫」「レンタル収納」ともいいます。利用するには、月額料金をはじめ、契約時に初期費用や諸経費を支払う必要があります。
トランクルームの利用目的はさまざまです。衣替え後の衣類や季節家電などの季節ものの収納はもちろんのこと、アルバムなどの思い出の品、長年収集してきた書籍やレコードの保管にも使えます。部屋を広く使える、大事なものを処分する必要がないなどの理由から、近年ではトランクルームを利用する人が増えているとされています。
荷物の出し入れを自由にできるうえ、空調設備やセキュリティ対策が整っているトランクルームも多いので、安心して荷物を収納することが可能です。
トランクルームの種類|屋内型、屋外型の特徴比較
トランクルームの種類は「屋内型タイプ」と「屋外型タイプ」の2つがあります。「屋内型タイプ」は建物内にパーテーション等で仕切りを作り、収納スペースを確保したタイプのトランクルームです。「屋内型タイプ」は、外に置いてある倉庫やコンテナをトランクルームとして加工したものです。おのおのの特徴に合わせて収納する物を選びましょう。
屋内型トランクルームの特徴
屋内型タイプは、倉庫やビル内にトランクルームがあり、悪天候でも雨や風が入り込む心配がありません。空調システムを完備しているトランクルームが大半であることから、湿度や温度変化に弱い荷物の収納スペースに適しています。
トランクルームのサイズは、1畳未満の小さいタイプから4畳以上の大きいタイプまで幅広く用意されています。本、書類、趣味のグッズなどを保管する場合は小型タイプ、衣替え後の衣類や季節家電などかさばるものは大型タイプなど、収納したいものに合わせてサイズを選ぶと良いでしょう。
セキュリティ面においては、オートロック機能や防犯カメラなどの対策がなされているトランクルームが多く、安心・安全は確保されているといえるでしょう。ただし、運営会社によってばらつきがあるのも事実なので、事前に確認しておく必要があります。
荷物の出し入れの際、駐車場から収納場所まで運ぶ必要があります。ただし、運搬サービスを行っている業者もあるので、前もって聞いておくと良いでしょう。
屋外型トランクルームの特徴
屋外型タイプは基本的に空調設備がなく、悪天候の際には雨や風が入り込むリスクがあります。温度や湿度、天候の影響を受けづらい自転車やバイク、タイヤや工具などの保管に適しています。トランクルームのサイズも大型のものが多いので、かさばる荷物も問題なく収納できます。
利用するトランクルームの近くまで車を寄せることができるため、荷物の運搬を効率よく進められます。普段から車を利用している人であれば、無理なく通うことができるでしょう。荷物の搬入・搬出は利用者自身で行い、自由に出し入れできます。ただし、敷地内には誰もが出入りできる状態なので、きちんと施錠するようにしましょう。
料金については屋内型よりもリーズナブルな価格で利用できるとされています。料金体系や初期費用にかかる金額は業者によって異なるので、契約前にしっかりと確認しましょう。
まとめ
衣替え後の衣類や家電など季節ものを収納する際に意識しておきたいポイントは下記の通りです。
- ・目的別に分けて収納する
- ・荷物ごとに収納場所を決める
- ・収納ボックスは中身が見えるものを使う
- ・季節ものは多少奥まっても良いので日常的に使う物を手前に置くことを優先する
- ・冠婚葬祭用の衣類はハンガーで吊す
- ・きれいな状態で収納する
万が一、自宅に収納しきれないようであればトランクルームの利用を検討してみましょう。
季節ものを上手に収納して、スッキリ快適な自宅で過ごしましょう。
SHARE