“ここでしか聞けない話”アメリカ不動産投資によるキャピタルゲイン編

  • 社外専門家と会計士の対談
公開日 2021.11.05

物件の価格が1.5倍?!米国不動産投資の大きな魅力である売却益について日米の違いを踏まえて詳しくご説明します。

動画もくじ
00:31
冒頭ご挨拶
00:57
講師紹介
01:09
米国不動産の“売却”について
03:18
米国と日本の“違い”について
04:53
米国不動産の売却の“時期”について
06:36
税制改正について
07:14
締めのご挨拶

動画の要約

アメリカ不動産の魅力とキャピタルゲイン

1.アメリカ不動産は、土地の購入もできる。

海外では、海外投資家が不動産購入をする場合は、建物は購入できるが、土地の購入が出来ないことが一般的。
しかし、アメリカの不動産の場合は、外国人投資家に対しての規制は今のところなく、土地、建物が一緒に購入できる。

2.アメリカ不動産は、透明性が高い。

アメリカの不動産は、インターネット上で簡単に情報が入手できる。

例えば、Zillowというサイトがあり、ここでは、取引履歴や周辺情報など、不動産投資の判断をするための様々な情報が閲覧できる。
現地に行って、物件を実際に見ることも大切ではあるが、 インターネット上で、日本にいながら、不動産投資に必要な最低限の情報が得られる。

3.アメリカ不動産は、短期間で大幅に値上がりすることもある。

最近の事例では、中古一戸建ての物件価格が、わずか半年程度で56.7%も上昇したものもある。
日本の不動産では、このように短期間で大幅な上昇をすることはほとんど無い。

4.アメリカ不動産は、流動性が非常に高い。

アメリカの不動産は、売却に出してから、実際に売れるまでの期間が非常に短い。
日本の不動産の場合、売却に出してから売れるまで、平均数ヶ月を要するが、
アメリカの場合は、1週間程度、早ければ2〜3日で売れることもよくある。
現在、アメリカの不動産は売り手市場であることや、季節性もあるが、タイミングが良ければ、すぐに物件が無くなってしまう。

アメリカ不動産の売却時期のポイント・考え方

今が売り時かどうかという、売却のタイミングについては、現地の不動産市場を見ながら検討する点では、日本の不動産を売却する感覚と、ほとんど変わりがない。
ただし、それに加えて、為替相場についても併せて考える必要がある。また、売却時の税務についてもしっかりと理解する必要がある。
税金については、米ドルを日本円に替えることで税金が必要になったり、日米それぞれで譲渡税の手続きが必要になったりする。
特に手続き面は専門家領域であるため、専門家のアドバイスをもらいながら、税務観点を含めて売却時期の検討をするのが良い。

海外不動産の税制改正について

令和2年度(2020年度)税制改正によって、令和3年(2021年)より、
個人投資家では、中古木造住宅の4年の短期償却が認められなくなった。
それに変わり、減価償却費が認められなくなった分、建物取得費はゼロにならなくなったため、売却時に、売却価格と建物取得費を損益通算するような形で有効活用することができる。

海外不動産の税制改正について

解説者

渡邉 聡美

米国税理士

メガバンク出身の米国不動産専門の税理士。日系企業の米国確定申告代行業務を行い、米国事業・不動産投資にも精通。

大木 宣幸

大木国際会計事務所:代表
株式会社International CPA Firms:代表
日本公認会計士協会東京会:第二ブロックブロック長
日本公認会計士協会 東京会 豊島会 会長
日本公認会計士協会 税務業務部会東京分会 副分会長

世界BIG4の監査法人にて上場企業の監査に携わる。他にも国内外を問わず不動産売買に特化した会計・税金のコンサルティングやセミナーを実施。

※動画および本ページの内容は、公開日当時の法令等に基づいております。

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