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壁率比

読み:かべりつひ

木造建築物の軸組について、耐力壁の設置のバランスを確認するための数値。建築構造の安全性を評価する場合に、簡便に評価する方法(4分割法)を用いるとき算定しなければならない。

壁率比は、次の手順で求める。

(1)建物の各階に、壁面から4分の1の距離までの床面(4面ある)について必要な壁量(必要壁量)を算定する

(2)それぞれの必要壁量に対する実際の壁量(存在壁量)の比(壁量充足率)を求める

(3)張り間の方向およびけた行の方向(壁面の縦横方向)ごとに、向かい合う壁面の壁面充足率の大きいほうに対する小さいほうの割合を算定する

その結果得られた(3)の値が壁率比である。

建築構造は、壁量充足率がいずれも1以上、または、壁率比が0.5以上でなければならないとしている。

なお、耐力壁とは、地震、風圧などによる水平力および建物の自重、積載・積雪の荷重などの鉛直力に耐える壁構造である。

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建築・住宅用語
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