ホルムアルデヒド発散等級
読み:ほるむあるでひどはっさんとうきゅう
「シックハウス対策」に対応する住宅性能表示項目として、「換気対策」「室内化学物質の濃度等」とともに、新築住宅の性能表示項目の一つとされている。
ただし、住宅室内の空気中に含まれる化学物質の組成や濃度を、住宅の設計段階において予測することは極めて困難であることから、日本工業規格(JIS)および日本農林規格(JAS)が建材について定めるFスター等級(星が多いほど発散量が少なく安全性が高い。最も安全性が高いのはF☆☆☆☆「エフ・フォースター」)を指標として利用し、
1)F☆☆☆☆のみを使用している住宅を「ホルムアルデヒドの発散量が極めて少ない」等級3
2)F☆☆☆☆およびF☆☆☆を使用しているものを「ホルムアルデヒドの発散量が少ない」等級2
3)F☆☆を使用しているものを等級1
(等級が高いほど性能が優秀で、安全性が高い)
としている。
既存住宅(中古住宅等)については、「室内空気中の化学物質の濃度等」が性能表示項目となっており、ホルムアルデヒドは、濃度の測定が必須の「特定測定物質」となっている。