プロパティスタ|PROPERTISTA 東急リバブル

MENU

マーケットレポート

マーケットレポート2023, 06

2023年6月17日時点公表分
この記事のPDF版を
ダウンロードDOWNLOAD



コンパクトマンションの供給が増えています。
コンパクトマンションの定義は、定まっていませんが、住戸専有面積が30.00㎡ 以上50.00㎡未満の物件を指すことが多いようです。また、ワンルームマンションとファミリータイプマンションの中間に位置する物件、単身者やDINKS、シニア世帯などがターゲットとされています。

目次
コンパクトマンション供給状況
コンパクトマンション平均価格・平均専有面積推移

コンパクトマンション供給状況

首都圏のコンパクトマンション供給状況
首都圏のコンパクトマンション供給状況|グラフ
不動産経済研究所「首都圏・近畿圏コンパクトマンション供給動向」より作成
近畿圏のコンパクトマンション
平均価格・平均専有面積推移
近畿圏のコンパクトマンション平均価格・平均専有面積推移|グラフ
不動産経済研究所「首都圏・近畿圏コンパクトマンション供給動向」より作成

コンパクトマンションは年々増加傾向にあります。コンパクトマンションへの需要が増えていることに加え、地価やマンション価格の高騰により、1戸当たり価格を抑えるために面積を縮小する傾向があり、コンパクトマンションに該当する戸数が増えているとが背景にあげられます。さらに、2021年度から住宅ローン控除の対象が床面積(内法面積)40㎡以上の住戸へ緩和されたことも供給増を後押ししています。首都圏で、2022年に発売されたコンパクトマンションは3,357戸、シェア11.4%で初めてシェアが10%を突破した2020年以降、10%超をキープしています。近畿圏でも、2020年以降コンパクトマンションのシェアは6%超が続いています。

コンパクトマンション
平均価格・平均専有面積推移

首都圏のコンパクトマンション
平均価格・平均専有面積推移
首都圏のコンパクトマンション平均価格・平均専有面積推移|グラフ
不動産経済研究所「首都圏・近畿圏コンパクトマンション供給動向」より作成
近畿圏のコンパクトマンション
平均価格・平均専有面積推移
近畿圏のコンパクトマンション平均価格・平均専有面積推移|グラフ
不動産経済研究所「首都圏・近畿圏コンパクトマンション供給動向」より作成

また、物件価格も上昇を続けており、2013年時点の首都圏コンパクトマンションの平均価格は3,717万円でしたが2022年は4,771万円で1,000万円以上も上昇、同様に近畿圏でも約1,250万円上昇しています。
一方で、平均専有面積は、地価高騰などの影響を受けて縮小傾向にあります。コンパクトマンションが供給されるエリアは、
都心など比較的地価が高いところが多いと言えます。平均㎡単価に換算すると価格は、かなり急上昇していると言えそうです。

ご留意事項
不動産投資はリスク(不確実性)を含む商品であり、投資元本が保証されているものではなく、元本を上回る損失が発生する可能性がございます。
本マーケットレポート に掲載されている指標(例:利回り、賃料、不動産価格、REIT指数、金利など)は、
不動産市場や金融市場の影響を受ける変動リスクを含むものであり、これらの変動が原因で損失が生じる恐れがあります。
投資をする際はお客様ご自身でご判断ください。当社は一切の責任を負いません。
本マーケットレポートに掲載されている情報は、2023年6月17日時点公表分です。
各指標は今後更新される予定があります。
本マーケットレポートに掲載した記事の無断複製・無断転載を禁じます。
2023年6月 マーケットレポート 
その他のトピックス
市場定点観測
熱気高まる
不動産投資市場
マーケットレポート・コラム
トップへ戻る

NEXT CONTENTS