伊丹市の不動産情報

兵庫県伊丹市の地域情報と概要・交通アクセスについて

伊丹市は兵庫県の南東に位置し、東は猪名川、西は武庫川に挟まれた丘陵地にあり、伊丹台地とも呼ばれています。市内は全体に起伏の少ないなだらかな地形のため、自転車を利用する人も多く見られます。温暖な気候に恵まれ、冬には昆陽池に多くの渡り鳥が飛来します。東は大阪府の豊中市と池田市に隣接し、兵庫県内ながら大阪市内へは約10kmと大変近く、大阪府と神戸市のベッドタウンとして人口19万人を超える都市になっています(伊丹市の統計 最新の伊丹市推計人口 令和4年（2022年）04月01日現在より)。関西国際空港ができるまで関西エリアの唯一の空の玄関口であった大阪（伊丹）空港は、敷地の大部分が伊丹市内のため「伊丹空港」とも呼ばれています。現在は国内線の主要ターミナルとして機能しており、北海道から沖縄まで日本全国34カ所を結ぶフライトがあります。鉄道はJR福地山線[宝塚線]と阪急伊丹線が市の南北を貫いて通っており、市民の主要な交通手段となっています。JR福地山線[宝塚線]伊丹駅から大阪駅までは快速を利用すれば最短約12分、三ノ宮駅へは尼崎駅で乗り換えて約21分の近さです。阪急伊丹線は伊丹駅が始終着駅のため、通勤や通学に利用する場合は大変便利です。

沿線情報について

阪急線の伊丹駅から北西約1.6kmにある伊丹市役所をはじめ、税務署や裁判所、警察署、消防局、ハローワークなど、ほとんどの公共機関が集まっています。付近には市立病院や博物館、公民館のほか、陸上自衛隊の駐屯地などもあります。阪急伊丹線伊丹駅にはスーパーマーケットが入った駅ビルや、東口すぐにショッピングセンターが、また駅の東側には伊丹阪急駅東商店街やViva伊丹商店街があり、日常の買い物をする場所には困りません。かつてはこの阪急線伊丹駅が市の中心的な駅となっていましたが、JR東西線の開業にともなう便の増発と大型ショッピングセンターの進出などにより、現在はJR線の伊丹駅周辺が繁華街として発展しています。JR伊丹駅の西と東それぞれに、駅とデッキで直結した大型のショッピングモールがあり、スーパーマーケットや飲食店、専門店街のほか銀行や医療施設、シネマコンプレックスなどを備えています。周辺へのアクセスや買い物にも大変便利なため、駅周辺はマンションも多く建ち並んでいます。昆陽池公園周辺にもスーパーマーケットやショッピングモールがあり、大阪や神戸まで出なくても市内で充分こと足ります。

街の自慢について

古くは縄文や弥生時代の遺跡が残るだけでなく、日本書紀に「猪名」の地名も見られるなど、昔から住みやすい恵まれた土地だったことが伺えます。江戸時代には伊丹城の城下町として栄え、近辺は六甲山系の良質な水に恵まれた地域で、一説には「清酒発祥の地」ともいわれています。市のシンボルでもある大阪（伊丹）空港は近年、単なる交通機関としてだけでなくレジャー施設や周辺住民の憩いの場としての存在に力を入れており、空港の西側にある「伊丹スカイパーク」は滑走路の間近にあり、飛行機の離着陸をダイナミックな迫力で見る公園です。約9haの広大な敷地に展望台をはじめ、芝生エリアに遊具、川、航空関係の展示などがあり、夜は夜景や滑走路のランプも美しく、デートスポットとしても人気があります。空港の北側にも国土交通省が整備した「エアフロントオアシス下河原」、伊丹市が整備した「下河原緑地」の2つの公園があり、「スカイランドHARADA」は建物の上から滑走路を眺められるなど、どの施設も高い人気を集めています。このように市内には整備された公園が多く、梅や桜、バラなど季節の花々なども種類豊富に見られます。

子育て環境について

伊丹市立こども文化科学館には、プラネタリウムや大阪（伊丹）空港伊丹空港を望む展望室などがあります。無料で遊具の貸し出しを行っているなど子育て世帯にはうれしいサービスも提供しています。県立西猪名公園には大規模な水遊び施設の「ウォーターランド」があり、小川や岩場、滝を再現した遊び場のほか、滑り台やトンネルを組み合わせた水の城や噴水などの水仕掛け遊具を格安で使用することができます。伊丹市では妊婦さんにやさしい町づくりを推進しています。市の組織の中に「こども未来部」という部署があり、子育て支援課やこども福祉課など4つの課に分かれています。住民登録があれば里帰り出産等で県外の医療機関での受診でも助成できる制度や、ひとり親家庭自立支援給付事業など、妊娠から出産、子育てに関するすべてを細部までケアしてくれる制度が整えられています。