京成金町線「柴又」駅の不動産情報

柴又駅の地域情報

京成金町線柴又駅は、関東の駅百選に選ばれたこともある、落ち着いた街並みと情緒あふれる風景の中にある駅です。柴又といえば、山田洋次監督、主演渥美清の映画・ドラマの「男はつらいよ」シリーズで有名です。柴又駅を初め、柴又参道内の多くに撮影で使用された建物が残っており、数多くのファンが足繁く訪れています。主演の俳優、渥美清が死去したことによりシリーズはいったん終了となりましたが、渥美と主人公の車寅次郎を記念し、｢フーテンの寅｣の銅像が1999年に駅前広場に建てられました。柴又駅はシリーズの全作品に登場するため、駅や車両の変換が年代ごとに楽しめるのもまた魅力の一つです。また、柴又は経栄山題経寺柴又帝釈天も有名です。中でも彫刻ギャラリーが有名で、帝釈堂内殿の外部は東、西、北の全面が装飾彫刻で覆われており、法華経に説かれる代表的な説法十話を視覚化した浮き彫り十面が人気を博しています。

京成金町線柴又駅

柴又駅は、東京都葛飾区柴又四丁目にある京成金町線の地上駅です。京成金町線は京成高砂駅と京成金町駅を結ぶ、3駅2.5kmの鉄道路線です。開業は1899年で、柴又帝釈天への参詣客増加に伴い営業が開始されました。柴又駅周辺は、下町情緒溢れる商店街と一戸建て住宅や低層アパートを中心とした住宅街となっています。京成金町線柴又駅は、山田洋次監督のシリーズ映画の舞台である「葛飾・柴又」の駅として知られています。駅前には主演俳優の銅像が立てられており、柴又がこの映画と切っても切れない関係であることが伺えます。柴又帝釈天と映画の効果で、東京23区内の観光地の一つとして定着しており、住民だけでなくいつも多くの人で賑わう活気あるエリアです。

柴又帝釈天参拝

柴又帝釈天は、正式名称を経栄山題経寺といい1629年に創建された歴史ある寺社です。京成金町線柴又駅前から、帝釈天まで続く約200mの参道には、団子屋や佃煮屋、煎餅屋などが並び、活気ある下町の商店街となっており、連日観光客で賑わっています。この参道を50mほど進むと帝釈天の山門に到着します。柴又帝釈天は、彫刻の寺としても知られていて、帝釈堂に刻まれた彫刻は「十二支彫刻」「法華経説話彫刻」などが公開されています。日蓮聖人が自ら刻んだといわれる板本尊は縁日に公開されます。回遊式の庭園もあり、見どころが多いお寺となっています。

柴又を巡る

帝釈天を参拝し、境内を裏側に抜けると山本亭があります。山本亭は事業家であった山本栄之助氏の邸宅として1988年まで住居として使用されていたもので、現在は一般公開されています。和洋折衷の豪奢な昭和初期の建築様式が残る美しい邸宅です。庭園を眺めながらお茶をいただけるので柴又散策の小休止にぴったりです。山本亭の裏側、江戸川堤防を登るとそこは柴又公園です。その隣にあるのが葛飾柴又寅さん記念館です。

都内で唯一の渡し船、矢切の渡し

柴又帝釈天の裏手の江戸川堤防から見える都内で唯一の手漕ぎの渡し舟、それが矢切の渡しです。渡し舟は江戸時代初期から続く伝統的な交通手段で、葛飾区柴又と江戸川対岸の千葉県松戸市下矢切を結んでいます。情緒と歴史を感じさせる渡し舟の光景が馴染むのも柴又エリアならではといえます。東京都内でありながら、自然や歴史ある雰囲気が落ち着きを感じさせ、日本人の心のふるさとともいえる京成金町線柴又駅エリアは、大都会東京のなかで唯一無二の魅力をもった地域といえるでしょう。