はじめに「調査」の「あんしん」を。
1.地盤調査の意義
地盤調査とは、建物を建築する際に「建物の重さ」や地盤に見合った「基礎の形状(地盤改良工事・工法)」、「地盤の耐力」を検証するもので、建物を「あんしん」「安全」なものにするための大切な第一歩です。
通常、土地を購入された買主様が自らの負担で地盤調査を行いますが、東急リバブルが予め地盤調査を実施し、情報を提供することによって、より「あんしん」な土地売買を実現させたいと考えます。
通常、土地を購入された買主様が自らの負担で地盤調査を行いますが、東急リバブルが予め地盤調査を実施し、情報を提供することによって、より「あんしん」な土地売買を実現させたいと考えます。
2.調査方法の概要
さまざまな地盤調査方法があるなかで、一戸建の地盤調査で広く使われているスウェーデン式
サウンディング(SWS)試験に加え、スクリュードライバーサウンディング(SDS)試験を組み合わせ、より高精度な地盤調査を実施します。
サウンディング(SWS)試験に加え、スクリュードライバーサウンディング(SDS)試験を組み合わせ、より高精度な地盤調査を実施します。
■SWS試験とは
先端にスクリューがついた鉄棒に負荷をかけて地中に貫通させていき、地盤の状態を確かめます。土の固さや軟らかさ、締まり具合などを、住まいを建築するための条件を満たした地盤であるかを判別する試験です。
■SDS試験とは
従来のSWS試験では把握できない土質(砂質土・粘性土・ローム・腐食土など)をデータから判断するための試験です。(2014年10月1日からサービス開始)
■調査ポイント
売却前(建築計画前)となるため、一定の基準により、複数のポイントを調査します。さらに、地中埋設物を探知するためにも、通常以上の調査ポイントが必要となります。また、敷地の中心に近い調査ポイント1箇所でSDS試験を実施します。
3.地盤調査の結果でわかること
3つの建物仕様に対応した3つの情報が得られます。
①20kN/㎡
②30kN/㎡
③50kN/㎡
①必要性
②工法
③費用(目安)
〈3つの建物仕様〉
木造または軽量鉄骨造、1~3階建、建物の重量などを考慮した3つの設計地耐力を想定した建物。①20kN/㎡
②30kN/㎡
③50kN/㎡
〈3つの情報〉
地盤改良工事の①必要性
②工法
③費用(目安)
地中埋設物が存在する可能性建物建築に影響を及ぼす地表から概ね3m深度の地中埋設物について、存在の可能性を確認できます。
存在を知ることで、売主様は告知し、買主様は備えることが可能です。
存在を知ることで、売主様は告知し、買主様は備えることが可能です。
<Topics 1>
地盤改良の方法は、3つの工法をご提案します。
■表層改良工法
軟弱な地盤層が地表から0.5m~2.0mまでの場合に対応。地面の中にセメント等を混ぜ込み軟弱層の強度を上げて住宅を支える簡易な改良工法です。
軟弱な地盤層が地表から0.5m~2.0mまでの場合に対応。地面の中にセメント等を混ぜ込み軟弱層の強度を上げて住宅を支える簡易な改良工法です。
■柱状改良工法
軟弱な地盤層が地表から2.0~8.0mまでの場合に多く用いられます。土の中にコンクリートの柱を造って建物の基礎とつなぎ支える工法です。
軟弱な地盤層が地表から2.0~8.0mまでの場合に多く用いられます。土の中にコンクリートの柱を造って建物の基礎とつなぎ支える工法です。
■鋼管杭工法
軟弱な地盤層が厚く、表層改良工法や柱状改良工法では届かない場合に多く用いられます。地面の中に鋼管を挿入して建物を支える工法です。
軟弱な地盤層が厚く、表層改良工法や柱状改良工法では届かない場合に多く用いられます。地面の中に鋼管を挿入して建物を支える工法です。
<Topics 2>
kN(キロニュートン)
物質には、質量と重量というふたつの側面があります。質量は物体そのものの量で、これは宇宙のどこにあっても一定です。単位はキログラム(kg)やトン(t)などで表します。これに対して重量(重さ)は引力を加味した単位で、例えば地球より引力の小さい月では、重量は地球より軽くなります(月の場合地球の約1/6)。単位はニュートン(N)、キロニュートン(kN)です。地球上では、1kgは約9.8N、1tは約9.8kNとなります。