家の所有権を夫婦で持つには?共有名義の注意点は?不動産を共有名義にしたときのトラブルとは?などをまとめました
カテゴリー: その他
目次
家の所有権 夫婦に関するよくある質問
家の所有権を夫婦で持てますか?
不動産の共有名義とは?
共有名義のメリットは?
共有名義のデメリットは?
共有名義の変更や解消は可能ですか?
家を夫婦の共有名義にすることで、何か注意点はありますか?
不動産を共有名義にして起こったトラブルの例などはありますか?
家の所有権 夫婦に関するお客様の声
家の所有権を夫婦で持てますか?
ご夫婦が共同で出資して不動産を購入したときには、その出資した割合に応じて持分として登記することができ、その不動産は共有名義となります。
登記上、どちらかの単独名義であっても、不動産の購入にあたって頭金の一部を支払った、ローンの返済を一部行っていたという事情があれば、当該不動産は、夫婦の共有といえます。
詳しくは、こちらをご確認ください。
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不動産の共有名義とは?
夫婦のケースであれば、1つの不動産の名義を夫と妻のそれぞれが持つことです。
資金の負担割合で持ち分が決まります。例えば、頭金、住宅ローンの負担を半々にするのであれば2分の1ずつの名義となります。
共有名義のメリットは?
建物、土地とも共有名義にしてローンを組めば、それぞれが住宅ローン控除を受けられます。売却することになった場合も売却時の特別控除が二重に受けられます。
共有名義のデメリットは?
一方の意見だけでは売却できないほか、いずれかが亡くなって相続が発生すると、所有者が増えてしまい意見調整が大変になることなどがあげられます。
共有名義の変更や解消は可能ですか?
共有名義の変更や解消は禁止事項ではないため、財産分与の協議を経て、不動産の名義変更手続きをすること自体は可能です。
しかし、共に住宅ローンを組んでいてまだ返済が終わっていないタイミングで単独名義に変更するのは、銀行から断られるケースがあります。
理由としては、債務者がひとりになってしまうのは銀行にとってリスクが増えることになるからです。こういった懸念点があることは覚えておきましょう。
家を夫婦の共有名義にすることで、何か注意点はありますか?
住宅を購入する際の「住宅ローン控除」について、ご夫婦共有の不動産の場合は特殊ケースとなります。必ず専門家に相談しましょう。一般的に、住宅ローンの名義変更については、銀行は消極的であり、夫婦名義だったものを単独名義にするといった変更はなかなか許可しないようです。
不動産を購入するときは、その出資した割合に応じて持分として登記することになりますので、住宅ローンを借りる際の名義についても、よくご検討されるとよいでしょう。
また、共有名義の不動産は、売却する場合に共有者全員の承諾が必要になります。例えば、高齢のご夫婦でどちらかが認知症になるなど意思の疎通が難しくなった場合に、後見人を立てるなど法的な手続きが必要となる場合もあります。相続などが発生した場合も、専門家にご相談されるとよいでしょう。
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■共有名義のマンションを売却する際の注意点
最近は共働きが当たり前になっているので、マンションを買うときにも夫婦の共有名義で登記するケースが増えています。そのほうが、ローン減税を夫婦で利用できるなどのメリットがあるのですが、万一にも離婚となったときには、財産分与で離婚協議の揉め事の材料になってしまいかねません。
住宅ローンが残っている場合、財産分与してマンションには妻が住み、夫がローンを支払うといったケースがありますが、もしも夫の返済が滞ったり、返済不能に陥ってしまうと、住めなくなってしまうことになります。ですから、離婚時には売却してローンを一括返済、残ったお金を分け合うのが無難です。
こうした協議には夫婦の十分な話し合いが欠かせませんから、間に入って調整してくれる営業担当者の役割が極めて重要になってきます。特に信頼できる仲介会社、営業担当者を選ぶのが大切です。
詳しくは、こちらをご確認ください。
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不動産を共有名義にして起こったトラブルの例などはありますか?
ご夫婦で不動産を共有名義にすることでトラブルになることが考えられる場面は、離婚されることになった場合のようです。
居住していたマンションなどを売却するにも、共有名義の不動産は、売却する場合に共有者全員の承諾が必要になります。住宅ローンがある場合には、住宅ローンを一本化するためにも、まず、いずれかがお相手の持分を“売買”や“贈与”により取得する必要がございます。
また、不動産の共有名義に関するトラブルとして考えられるのは、相続の場面です。
相続した土地や家をご兄弟・姉妹の「共有名義」にすると、何を決めるにしても全員で話し合わなくてはなりませんから、時間も手間もかかってしまいます。実際、意見が合わない、運用益の分配額が気に入らないなど、共有名義にしたことで発生するトラブルは少なくありません。もし、ご兄弟・姉妹が不便を感じているなら、思い切って共有名義を解消するという方法もあります。
不動産は売却しない限り、均等に分けにくいため不公平が生じ、トラブルの原因となりやすい財産です。
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