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マーケットレポート

マーケットレポート2023, 06

2023年6月9日時点公表分
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このほど一般財団法人日本不動産研究所から「第48回不動産投資家調査(2023年4月調査:公表5月30日」が発表されました。
不動産投資に関連する企業は、不動産市況についてどのように捉えているのでしょうか?
中でも、不動産投資の指標として多くの投資家が注目している、「期待利回り」について見ていきましょう。

目次
賃貸住宅の期待利回りの推移(東京・城南)
プロパティ別 期待利回りの推移

賃貸住宅の期待利回りの推移(東京・城南)

賃貸住宅の期待利回りの推移(東京・城南)
賃貸住宅の期待利回りの推移(東京・城南)|グラフ
(一財)日本不動産研究所「不動産投資家調査」より作成

期待利回りとは、投資費用に対しての期待利回りのことです。2023年4月時点の東京城南エリアにおける賃貸住宅のワンルームタイプとファミリータイプは前回調査より0.1%低下し、3.8%となり、前回に引き続き、調査開始以来最も低い水準を更新しました。また、期待利回りの低下は、地方都市でも引き続き見られ、不動産投資熱が全国的に広がっていることを示しています。また、今後1年間の不動産投資スタンスについては、「新規投資を積極的に行う」という回答が96%となり、金融緩和政策の継続を背景に、不動産投資家の積極的な投資姿勢がうかがえます。

プロパティ別 期待利回りの推移

プロパティ別 期待利回りの推移
プロパティ別 期待利回りの推移|グラフ
(一財)日本不動産研究所「不動産投資家調査」より作成

次に、プロパティ別に期待利回りの推移を見てみましょう。宿泊特化型ホテルと商業施設のキャップレートは新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、一時上昇(価格の下落)しました。しかし、それ以外は、一部横ばいの時期もあるものもありますが、低下傾向が続いています。不動産投資に対して、ポジティブな姿勢を崩さなかったと言えます。コロナ禍で普及したテレワークにより、オフィス需要も懸念されていましたが、コロナ前よりも期待利回りは下落しています。都心のオフィス優良物件に対する投資家からの投資熱は高く、経済回復に従ってオフィス需要も高まり、空室率、賃料とも改善に向かうことが期待されているようです。また、賃貸住宅同様、海外からの投資欲も底堅いようです。また、物流施設のキャップレートは勢いよく下がっていることが分かります。コロナ禍前後を比べると、現代の人々の生活に欠かせない「住居」と「物流」は、需要が安定しているとも見ることができます。

ご留意事項
不動産投資はリスク(不確実性)を含む商品であり、投資元本が保証されているものではなく、元本を上回る損失が発生する可能性がございます。
本マーケットレポート に掲載されている指標(例:利回り、賃料、不動産価格、REIT指数、金利など)は、
不動産市場や金融市場の影響を受ける変動リスクを含むものであり、これらの変動が原因で損失が生じる恐れがあります。
投資をする際はお客様ご自身でご判断ください。当社は一切の責任を負いません。
本マーケットレポートに掲載されている情報は、2023年6月9日時点公表分です。
各指標は今後更新される予定があります。
本マーケットレポートに掲載した記事の無断複製・無断転載を禁じます。
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