コラム

安心を担保、権原保険のお話

21.12.14コラム

権原保険とは、所有権が正当である事を保証する保険です。

 日本の方が海外不動産購入に慎重になる理由の一つとして、その不動産の権利が確実に取得できるのかの不安があります。多額の資金が必要となる別荘や投資用不動産であればその不安が大きくなると思います。

 その不安を解消してくれるものが、権原保険(タイトルインシュアランス)です。
権原保険とは、権原保険会社が不動産の過去の登記記録を隅々まで調査し、その不動産の権利が正当であることを保証するものです。
 この保険は、生命保険や火災保険のように将来の事故により起こるリスクを保証するものではなく、登記履歴では確認ができなかったような過去の出来事に起因して発生した損失を保証します。また、このようなトラブル解決のための弁護士費用も全額を保証されます。
 譲渡書類の偽造、相続発生など海外不動産では予想もしない売買の有効性を妨げるトラブルが発生する事がありますが、これらのトラブルに対しても、この保険が適用されます。

 この権原保険は、不動産購入後、保有期間中において、最大、不動産の購入金額まで保証されます。
 こうした保険の整備によって、安心して購入に踏み切る仕組みがあることもハワイ不動産の特徴です。