リバブル、東急沿線の地価わずかに下落
2012年05月23日
東急リバブルが22日発表した「東急沿線定点観測」によると、11年10月~12年3月期の価格変動率は、住宅地で前年比△2・2%、中古マンションで△2・4%となった。前期との比較ではそれぞれ△0・9%、△0・7%とわずかに下落。沿線の標準的な住宅地33地点、中古M34地点を観測ポイントに定め、その周辺の同種同等の取引成約事例を収集し算出した。
住宅地の価格動向を地域別にみると、東京都区部が前年比△2・1%、横浜市が△2・4%、川崎市が△1・6%、その他エリアが△2・9%。川崎市は再開発等の影響から下落幅が小さく、武蔵小杉は前期比1・0%上昇となったが、それ以外のポイントはすべて前期比・前年比とも下落した。
中古マンションの価格動向を地域別にみると、都区部が前年比△2・4%、横浜市が△2・5%、川崎市が△2・2%、その他エリア△2・2%。調査ポイント別では、武蔵小杉駅徒歩4分、築12年のファミリー物件が前期比+0・5%で、唯一の上昇となった。
(提供:日刊不動産経済通信)