市況・マーケット
東急沿線定点観測(H23/10~H24/3)-1
2012年5月22日
東急沿線定点観測(H23/10~H24/3)
・・・東急沿線定点観測とは・・・
東急沿線で29店舗(※)を展開する東急リバブルによる、東急沿線の定点観測です。
沿線における標準的な住宅地33地点、中古マンション34地点を観測ポイントと定め、その周辺の同種同等の不動産取引成約事例を収集して、東急リバブル鑑定課が適正な補正を行い、算出した標準的な価格推移をまとめたものです。(H22/10〜H23/3比を前年比、H23/4〜H23/9比を前期比として算出)
※平成24年5月22日現在売買仲介店舗数(法人窓口を除く)
【「東急沿線」定点観測(H23/10〜H24/3)価格変動率】
- ・住宅地
- 前期比△0.9% 前年比△2.2%
- ・中古マンション
- 前期比△0.7% 前年比△2.4%
◆住宅地、中古マンションともに前期比・前年比で下落するも、下落幅はわずかな範囲に留まる。
「東急沿線」定点観測についてはニュースリリース(PDF:244KB)もご参照ください。
I.住宅地
1.価格動向
前期比・前年比でわずかに下落
住宅地価格は、平均で前期比△0.9%(前回△1.3%)、前年比△2.2%(前回+0.2%)という結果になりました。
震災による買い控え及び経済環境の悪化により土地取引が停滞し、地価は弱含みでしたが、今年に入り取引量は回復の動きを見せており、武蔵小杉駅では前期比上昇のポイントが存する等、下落幅は僅かな範囲に留まっています。
2.地域別変動率
全体的に下落を示しているものの、駅前再開発等の影響から川崎市の下落率は比較的小さくなっています。
地点数 | 前期比変動率 | 前年比変動率 | |
---|---|---|---|
東京都区部 | 20 | △1.0% | △2.1% |
横浜市 | 8 | △1.1% | △2.4% |
川崎市 | 3 | △0.1% | △1.6% |
その他 | 2 | △1.3% | △2.9% |
平 均 | 33 | △0.9% | △2.2% |
3.沿線別変動率
東急全沿線で下落を示していますが、目黒線・大井町線等の下落率が比較的小さくなりました。
地点数 | 前期比
変動率 |
前年比
変動率 |
|
---|---|---|---|
東横線 | 10 | △0.8% | △2.1% |
田園都市線 | 12 | △1.1% | △2.3% |
目黒線 | 6 | △0.6% | △2.2% |
大井町線 | 8 | △0.7% | △1.7% |
池上線 | 4 | △0.9% | △1.9% |
東急多摩川線 | 3 | △0.9% | △2.3% |
世田谷線 | 2 | △1.1% | △2.7% |
こどもの国線 | 1 | △1.1% | △3.9% |
※複数路線が併走する駅があるため、観測地点の合計数33に対し、沿線別集計では46となっています。
次ページでは、33の観測ポイントにおける価格を路線図でわかりやすく表示しています。