市況・マーケット
「東急沿線」定点観測(H24/10~H25/3)-2
2013年5月14日
「東急沿線」定点観測(H24/10~H25/3)
I.住宅地
3.地域別変動率
全体的に回復基調となっています。
特に、都心へのアクセスの良さや駅前再開発(武蔵小杉駅)等の影響によって前回に引き続き堅調な川崎市と、値頃感や希少性および、駅前再開発(長津田駅)等による影響があった横浜市が、上昇幅を拡大させています。
地点数 | 前期比変動率 | 前年比変動率 | |
---|---|---|---|
東京都区部 | 20 | 0.5% | 0.9% |
横浜市 | 8 | 0.7% | 1.2% |
川崎市 | 3 | 1.3% | 2.4% |
その他 | 2 | 0.6% | 1.2% |
平 均 | 33 | 0.6% | 1.1% |
4.沿線別変動率
東横線、田園都市線を中心に全域的に地価が回復しているものの、東急多摩川線は若干の上昇に留まりました。
また、こどもの国線の上昇率が最も高くなっていますが、これは、こどもの国線の観測ポイントが、再開発により上昇基調にある長津田駅のみであることによります。
地点数 | 前期比
変動率 |
前年比
変動率 |
|
---|---|---|---|
東横線 | 10 | 0.8% | 1.4% |
田園都市線 | 12 | 0.7% | 1.3% |
目黒線 | 6 | 0.6% | 1.5% |
大井町線 | 8 | 0.6% | 1.2% |
池上線 | 4 | 0.4% | 0.5% |
東急多摩川線 | 3 | 0.2% | 0.3% |
世田谷線 | 2 | 0.5% | 1.1% |
こどもの国線 | 1 | 1.6% | 2.5% |
※複数路線が併走する駅があるため、観測地点の合計数33に対し、沿線別集計では46となっています。
5.地域別・沿線別前期比変動率の推移
地域別に推移をみると、震災後の下落基調から、前期より回復基調に転じ、今期は地価の回復がより鮮明となっています。なかでも、川崎市、横浜市は上昇幅を拡大させており、他の地域より先行して地価が回復していることがわかります。沿線別でみた場合でも、各線おおむね同様の動きを示しています。