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2025年01月の不動産ニュース
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2025年01月
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2025.01.10
三鬼、24年末の都心オフィス空室率4%
―7カ月連続低下、満室稼働ビルが7割超
三鬼商事は9日、全国主要都市における24年12月末時点のオフィスビルの需給動向を公表した。東京都心5区で基準階面積100坪以上の主な貸事務所ビルの空室率は4・00%(前月比0・16㌽減)で、7カ月連続の低下となった。共益費を原則含まない坪当たり平均賃料は2万296円(53円増)で、上昇が11カ月続いた。24年の動向は、募集面積の累計が約74万5000坪で、23年より約25万9000坪の大幅な減少。24年末に都心5区の主要貸事務所ビル2584棟の稼働状況を調べたところ、満室稼働が1849棟で71・56%を占め、23年末の64・41%から7・15㌽改善した。
24年12月の区別の空室率は、千代田区が2・25%(0・13㌽減)、中央区が5・16%(0・25㌽減)、港区が5・09%(0・29㌽減)と低下。千代田区と中央区で拡張などの成約が進み、港区の大規模ビルに複数の大型成約があった。新宿区は4・13%(0・01㌽増)とわずかに上昇。渋谷区は成約が小規模だったため3・21%(0・18㌽増)とやや悪化した。平均賃料は、千代田区の2万1835円(87円増)と港区の1万9784円(28円増)などが上昇した。
24年の都心5区における累計の募集面積は、新築ビルの供給減少に加えて既存ビルの解約も減ったため、大幅に減少。24年の成約面積の累計は約47万6000坪で、23年から約5万8000坪の減少。新築ビルでは減少した一方、既存ビルの成約面積はオフィス回帰の動きを受けて、コロナ前の18年や19年も上回る約41万6000坪まで増加した。25年は竣工予定のビルが30棟・延床面積合計は51万1573坪で、そのうち延床面積1万坪以上の大規模ビルは8棟・延床面積合計で約44万4000坪を見込んでいる。
(提供/日刊不動産経済通信)