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鑑定士コラム

第8回 不動産投資講座(2)~収益還元法(前編)~-4

2011年7月29日

第8回 不動産投資講座(2)~収益還元法(前編)~

IV.純収益まとめ

最後に、純収益を求めるうえでのポイントがもう一つあります。

収益と費用の額が安定的、標準的なものであるかどうかという点です。

現時点の収益あるいは費用がたまたま何らかの理由で突出していて、それを前提とした純収益を利回りで割り戻したところで正確な収益価格は求められません。

【例】

  • 法人契約で貸していたテナントが大量に退出した
  • 当該年度に建物の大規模修繕をして修繕費が多額にかかった

これらの特殊事情については補正を行い、平準化された純収益を前提に正しい収益価格を求める必要があります。

まとめ

収益価格を求めるには、純収益をどう把握するかなど、突きつめていくと色々と難しい面があることがわかります。より正確な収益価格を求めたい方は、東急リバブルまでご相談ください。

※次回「収益還元法(後編)」では、還元利回りについてご説明いたします。

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