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市況・マーケット

~東急リバブル不動産鑑定士が見る~「平成24年 地価公示」-5

2012年6月4日

~東急リバブル不動産鑑定士が見る~「平成24年 地価公示」

V.3大都市圏・地方圏住宅地の推移(名古屋圏・地方圏)

圏域別住宅地の年間変動率推移

3.名古屋圏

圏域平均で△0.4%(前年△0.6%)と下落幅が縮小しました。

愛知県は△0.2%(前年△0.5%)と全国最小の下落幅となっています。

特に名古屋市は、全16区のうち6区で上昇に転じています。また、西三河地域では平均で+0.4%(前年△0.1%)と上昇に転じています。
ただし三重県では、△1.9%(前年△1.6%)と下落幅が拡大しています。

4.地方圏

圏域平均で△3.3%(前年△3.6%)と下落幅は縮小しています。

地方ブロック中心都市では、札幌市で△2.4%(前年△4.2%)、仙台市は△0.9%(前年△2.2%)、広島市で△2.1%(前年△2.5%)、福岡市で△0.9%(前年△1.9%)といずれも下落幅が縮小しました。

特に福岡市は、九州新幹線の開通や博多駅ビル開設の影響により上昇地点もみられます。

一方、東北地方は震災・津波の影響により、内陸部で著しく上昇した地点もあれば、海岸部に大幅な下落地点が存するなど上昇・下落が混在しています。

特に全国の上昇率10位以内のうち1位の「石巻-17(石巻市須江字しらさぎ台1丁目3番3)」の+60.7%を筆頭に9地点が宮城県内に存し、下落率10位以内に、1位の「気仙沼-1(気仙沼市南郷11番17)」の△18.3%を筆頭に3地点が宮城県内の標準値となっています。

他の下落率10位以内の地点は浦安市に5地点、高知市に2地点となっています。

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