市況・マーケット
~東急リバブル不動産鑑定士が見る~「平成23年 相続税路線価」-2
2011年7月26日
II.都道府県別の傾向
半数以上の都道府県で下落幅が縮小
都道府県別にみると、全ての都道府県で下落しましたが、変動率は東京都で△2.0%(前年△7.0%)、大阪府で△3.4%(前年△6.1%)、愛知県で△0.8%(前年△3.3%)となるなど31の都道府県で下落幅が縮小しました。
都道府県庁所在地の最高路線価は43都市で下落となっていますが、大都市を中心に下落幅が縮小しており、
なかでも福岡市は1.1%の上昇となり、全国で唯一の上昇となっております。
また、東京国税局管轄内(東京、神奈川、千葉、山梨)では、「たまプラーザ駅前通り」が、再開発の影響で
4.3%と唯一上昇となっております。
なお、全国の最高路線価は東京「銀座中央通り」の2,200万円/㎡(前年比△5.2%)です。
【都市別の対前年変動率】
平成23年 | 平成22年 | 平成21年 | |
---|---|---|---|
全国 | △3.1% | △4.4% | △5.5% |
東京都 | △2.0% | △7.0% | △7.4% |
大阪府 | △3.4% | △6.1% | △4.0% |
愛知県 | △0.8% | △3.3% | △6.3% |
※△=マイナス
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