東急リバブル首都圏定点観測-3（H22/4～H22/9期）

II.中古マンション

１．価格動向

定点観測によるH22/4〜H22/9期の中古マンション価格動向は、全88地点平均で前期比＋1.5％（前回＋1.2％）、前年比＋2.7％（前回＋0.4％）となり、前期比・前年比ともに、前回に引き続き、わずかながら上昇しました。

東京都では、平均で前期比＋2.0％、神奈川県では前期比＋1.8％、埼玉県では前期比＋0.3％、千葉県では前期比＋1.0％となっており、全域的に、上昇を示しています。

全域的にマンション価格は概ね上昇を示し、下落しているマンションでも下落幅は縮小傾向にあり、土地と同様、底を打ったと言えます。 前回からの動きを見ると、マンション価格は、土地と同様に底を打ち、回復の機会を伺いながら、堅調に推移している様子が見て取れます。

２．地域別変動率

地域別変動率をみると、土地と同様に概ね全域的にわずかに上昇しています。特に東京都区部都心部は、他の地域よりも上昇率が高く、都心部でのマンション需要の高まりが見て取れます。

３．沿線方面別変動率

線方面別変動率をみると、全域的にわずかに上昇しています。なかでも都心部の変動率は前期比・前年比ともに他の沿線、方面より高く、周辺のマンション価格を牽引していることがわかります。