市況・マーケット
~東急リバブル不動産鑑定士が見る~「平成24年 相続税路線価」-2
2012年7月27日
II.都道府県別の傾向
半数の都道府県で下落幅が縮小
全都道府県で下落しましたが、大都市圏を中心に23都道府県で下落幅が縮小しました。
三大都市圏においては、東京都で△1.2%(前年△2.0%)、大阪府で△1.7%(前年△3.4%)、愛知県で△0.5%(前年△0.8%)となりました。
都道府県庁所在地の最高路線価は、37都市で下落となっていますが、横ばいの都市が前年の3から8都市、上昇の都市も前年の1から2都市と増加しています。
また、東京都国税局管轄内(東京、神奈川、千葉、山梨)では、再開発や東京スカイツリー開業の影響などから、最高路線価の上昇した地域が、前年の1から6へと増加しています。
なお、全国の最高路線価は、27年連続で東京「銀座中央通り」の21,520千円/m²(前年比△2.2%)です。
【三大都市圏の前年比変動率】
平成22年 | 平成23年 | 平成24年 | |
---|---|---|---|
東京都 | △7.0% | △2.0% | △1.2% |
大阪府 | △6.1% | △3.4% | △1.7% |
愛知県 | △3.3% | △0.8% | △0.5% |
全国 | △4.4% | △3.1% | △2.8% |
※△=マイナス
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