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市況・マーケット

「東急沿線」定点観測(H24/4~H24/9)-5

2012年11月5日

II.中古マンション

1.価格動向

前期比で上昇、前年比で下落(下落幅は縮小)

中古マンション価格は、平均で前期比+0.2%(前回△0.7%)、前年比△0.5%(前回△2.4%)という結果になりました。このことから、中古マンション価格は今期に入ってから回復していることが見て取れます。

低金利や住宅ローン減税等の施策により住宅需要が高まり、不動産取引件数は増加してきており、中古マンション価格の回復を下支えしています。

2.地域別変動率

住宅地と同様に都心へのアクセスの良さ及び駅前再開発等(武蔵小杉駅)の影響等から川崎市の上昇率が比較的高く、前年比でも上昇しており、川崎市が東急沿線のマンション価格をけん引していることが見て取れます。

  地点数 前期比変動率 前年比変動率
東京都区部 17 0.1% △0.6%
横浜市 11 0.2% △0.8%
川崎市 4 0.7% 0.4%
その他 2 0.2% △0.4%
平 均 34 0.2% △0.5%

3.沿線別変動率

東横線、田園都市線を中心に全域的に堅調であるものの、東急多摩川線、こどもの国線で下落となりました。

  地点数 前期比
変動率
前年比
変動率
東横線 10 0.3% △0.5%
田園都市線 14 0.3% △0.4%
目黒線 4 0.3% 0.0%
大井町線 6 0.4% △0.3%
池上線 4 0.2% △0.4%
東急多摩川線 3 △0.4% △1.0%
世田谷線 1 0.1% △1.1%
こどもの国線 2 △0.1% △0.9%

※複数路線が併走する駅があるため、観測地点の合計数34に対し、沿線別集計では44となっています。

次ページでは、34の観測ポイントにおける価格を路線図でわかりやすく表示しています。

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