文豪が描いた街、
登場人物が生きた時代
書籍に息づく、かつての情景にふれてみませんか?
Vol.2
代々木(泉鏡花「小春」)
・広尾町(永井荷風「墓畔の梅」)
代々木(よよぎ)
戦前、代々木といえば練兵場や明治神宮のある所として、全国的に有名でした。この地名の由来については、彦根藩主・井伊掃部頭の下屋敷にあったモミの老木に由来するという説などがあります。
代々木練兵場は、明治42年(1909)7月から使用されており、調馬場、体操場がありました。昭和39年(1964)10月の東京オリンピックで国立代々木競技場などが設けられています。
広尾町(ひろおまち)
麻布区広尾町は、現在の港区南麻布5丁目にあたります。もとは「平尾」と呼ばれた原でした。
電車が信濃町から天現寺〔多聞山・臨済宗〕前まで開通したのは明治39年3月。天現寺から中目黒までは大正13年11月に通じましたが、昭和44年に撤去されています。
都心散歩
文豪が描いた街、登場人物が生きた時代 〜渋谷区篇〜
港区編
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Vol.1
伊皿子(永井荷風「日和下駄」)・高輪(樋口一葉「うもれ木」)・青山南町(水上瀧太郎「青山の家」) 伊皿子(永井荷風「日和下駄」)
高輪(樋口一葉「うもれ木」)
青山南町(水上瀧太郎「青山の家」) -
Vol.2
泉岳寺(夏目漱石「吾輩は猫である」)・飯倉片町(島崎藤村「嵐」)・狸穴町(島崎藤村「嵐」) 泉岳寺(夏目漱石「吾輩は猫である」)
飯倉片町(島崎藤村「嵐」)
狸穴町(島崎藤村「嵐」) -
Vol.3
紅葉館(森鷗外「里芋の芽と不動の目」)・愛宕塔(徳富蘆花「不如帰」)・広尾町(永井荷風「墓畔の梅」) 紅葉館(森鷗外「里芋の芽と不動の目」)
愛宕塔(徳富蘆花「不如帰」)
広尾町(永井荷風「墓畔の梅」)