鑑定士コラム
第4回 不動産の買い時とは~ご購入のタイミングを探る~-4
2011年3月24日
第4回 不動産の買い時とは~ご購入のタイミングを探る~
- ご購入のきっかけ
- ご購入のタイミングを図るには
- 公表データの活用
- 希望の物件を見つけたら
- 景気の動きや住宅関連施策を知る
IV.希望の物件を見つけたら
また、地価が上昇に転じている時期だからといって、買い時を逃したとあきらめることもありません。
一般的に、地価の動きは株価などと違って絶えず上下動することは少なく、いったん上昇の動きが見られれば、経済情勢などに特別なことがない限り、過去の経験則からみて、そのトレンドは暫く続くといわれています。
この前提で考えるなら、上昇の動きを読み取ったら、なるべく早いうちに購入活動を起こすことも一つの手です。
ただ、気をつけておきたいのは、不動産は他の一般商品と異なり、全く同じ条件の不動産が再生産されることはないため、狙った商品が売れてしまえば、その後いくら待っても同じ条件のものが出てくることはないというリスクもあることです。
もっと価格が下がると思って手控えていたところ、結局欲しかった条件の不動産にめぐり会えなかったとか……
そういう意味では、自分の希望条件にあった物件があれば購入の決断を下すことも大事だといえるでしょう。
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