鑑定士コラム
第3回 中古戸建住宅の価格を知ろう〜建物編〜-2
2011年2月25日
第3回 中古戸建住宅の価格を知ろう〜建物編〜
- 中古戸建住宅の価格を求めるには
- 建物の評価方法(1)
- 建物の評価方法(2)
- 建物の残存価値と減価要因
- 建物価値を高めるには
II.建物の評価方法(1)
では、建物の評価方法(1)についてお話します。現在時点で新築すると想定した価格を再調達原価 (※)といいますが、ここから、実際に建築された時から現在までの経過年数を考慮した減価額を控除して価格を求めます。
(※)その建物を新規に調達する場合の価格で、いわゆる新築価格と考えてください。
※ 国土交通省が発行している「建設統計月報(平成23年1月号)」の木造居住専用住宅に係る資料から平均建築工事費(新築単価の全国平均)を計算すると、m²あたり約15万8千円と求められます。
各建物にはそれぞれグレードや個別性などの違いもあるため、新築単価には幅があるものですが、こうしたデータを基にし、いわゆる普通の木造の戸建住宅であれば、m²あたり14〜18万円位の範囲から、ご所有の建物に応じて選択してみてください。
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