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鑑定士コラム

第3回 中古戸建住宅の価格を知ろう〜建物編〜-4

2011年2月25日

第3回 中古戸建住宅の価格を知ろう〜建物編〜

IV.建物の残存価値と減価要因

ところで、この計算式は、建物の残存価値をゼロと仮定した場合のものとなります。
残存価値とは、耐用年数が終了したとしても、取壊していなければ、古いとはいえ建物が実際に残っており、使用可能であれば価値についても一定の分(例えば再調達原価の5%、または10%程度)を考慮しようといった考え方です。維持管理や修繕が適切に行われていれば、耐用年数経過後でも0(無価値)とせず、一定の価値をみることも多くなっています。

減価の要因には、物理的なものはもちろんですが、その他に、たとえば現在では人気のない間取りである、設備が古く大幅な更新が必要とされる場合など、機能的なものもあります。
また、もともと住宅地域であったものの、現在では商業地域へと変化しているようなケースは、建物自体の物理的な価値は認められはしても、その地域との関係の中で価値が低下しているような経済的な減価もあります。

このように本来、減価には様々な要因が考えられます。

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