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市況・マーケット

~東急リバブル不動産鑑定士が見る~「平成23年 地価公示」-4

2011年4月27日

~東急リバブル不動産鑑定士が見る~「平成23年 地価公示」

IV.3大都市圏・地方圏住宅地の推移

圏域別住宅地の年間変動率推移

1.東京圏

圏域平均で△1.7%(前回△4.9%)と下落幅が縮小しました。

東京都区部は、平均で△1.3%(前回△6.8%)と下落幅が縮小し、区部都心部では△1.5%(前回△8.9%)と下落幅は大きく縮小しました。特に中央区は+3.5%(前回△12.2%)と上昇に転じています。また、東京都市部、辺縁部も、下落幅は縮小傾向にあり、特に千葉県浦安市では+1.1%(前回△10.3%)と上昇しています。

2.大阪圏

圏域平均で△2.4%(前回△4.8%)と、東京圏と同様に下落幅が縮小しました。大阪市は△2.9%(前回△5.6%)であり、大阪市24区のうち、福島区が唯一、下落から横ばいに転じました。これは、都心へのアクセスの良さや、一般住宅の供給の少なさなどを背景とする需要回復が影響しているとみられます。

3.名古屋圏

圏域平均で△0.6%(前回△2.5%)と、東京圏と同様に下落幅が縮小しました。愛知県の下落率は全国でも最小で、名古屋市では+0.1%(前回△4.0%)と上昇に転じています。特に名古屋市内では、+9.8%と上昇率が全国トップの地点(JR金山駅周辺)が存します。

4.地方圏

平均で△3.6%(前回△3.8%)と下落幅が縮小しました。地方圏の中心都市では、札幌市が△4.2%(前回△5.2%)、仙台市が△2.2%(前回△2.8%)、福岡市が△1.9%(前回△3.3%)と、いずれも下落幅が縮小しています。

地価公示については、過去の「鑑定士コラム」内で解説しています。ご購入やご売却の際の参考データとして、活用のポイントなどを掲載しています。あわせてご覧ください。

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